こんにちは。
文系出身の方で医学部編入目指されている方も多いと思います。
その中には勉強を始めるにあたって「文系出身者って不利なんじゃないのか」と不安がある方もいるでしょう。
しかし、実際合格者を分析してみた結果、僕の大学では「39%」が文系出身者でした。
この段階で、文系出身者が合格できないことは決して無いということをわかってもらえたと思います。
しかしただ闇雲に勉強して、受験してを繰り返しても(時間かければそれでも受かると思いますが)効率はよくありません。
文系受験生が取るべき戦略、戦うべき場所を、僕の大学の文系合格者の行っていた勉強法を参考に考えていこうと思います。
文系出身者は2科目受験にするべき
二科目受験の大学はこちらをチェックしてください。
試験科目一覧! - 2ch医学部学士編入スレまとめサイト@ ウィキ - アットウィキ
さらに早めにKALSの説明会に行き、文系合格者が多い大学の情報をゲットしましょう。
英語で差をつける事は必須
英語で理系受験生と同じような点数だとたぶん勝負にならないです。
また余程英語が苦手でない限り、英語のKALSは必要ありません。単語を固めつつ過去問や問題集で読解スピードを高めましょう。おすすめ参考書はこちらの記事でどうぞ。
生命科学は暗記科目
生命科学は初学者、特に文系出身者はどんな学問かイメージがないため実際以上に苦手意識を持っていますが安心してください。
専門の方には怒られそうですが、受験の出題範囲内ではただの暗記科目です。(笑)
英語の方がよっぽど習得に時間がかかります。
つまり、文系出身者は英語の憂いを潰しつつ、生命科学に打ち込むのが良いです。
英語の点数をアップさせるより、生命科学の点数をアップさせる方が簡単でコスパも良いので必ず合格に直結します!
次の項目で生命科学の勉強法を紹介します。
文系出身者の生命科学勉強法
生命科学の勉強法や教材はこの記事【医学部編入対策】僕が使った教材・参考書・教科書を紹介します。 - aratalogやnoteで紹介していますが、文系合格者に話を聞くと「高校の参考書でも始めは独学はきつかった。」という意見をもらいました。
また過去問を見て出題範囲を知ろうにも、知識が無い状態ではそれもままなりません。そこで全く生命科学に触れたことがない受験生が合格レベルまで最短で達する方法を文系合格者と僕の経験から考えてみました。
まず出題範囲をざっくり抑える
出題範囲ですが、「人間に関係あるもの」と考えてもらえば良いです。高校の参考書をみると植物についてもそこそこページが割かれていますが読む必要はありません。
これを知らないと「なんで医学部行くのに植物の勉強してるんだろ・・。」となってモチベーション維持に問題が生じます。
まずは「人間に関係あるもの」が重要ということを覚えてください。
理科が苦手なら高校レベルからスタート
ここ大事です。
僕はいきなり高校の参考書からスタートしましたが、「本当の初学者にとって高校生物でも独学はきつい」ということを文系合格者の方に聞きました。
独学以外の方法となると、KALSや大学受験予備校が候補になりますが、コストパフォーマンスの面から高校範囲をこれらでやるのはあまりおすすめしません。(料金高すぎ)
そこで何かいい教材ないかなーと探していたんですが、「スタディサプリ大学受験講座」を見つけました。
月額980円で全ての講義を見ることができるので、生物だけでもさくっと見て退会するとめっちゃコスパ良いと思います。
僕も少し見てみましたが、「高校生はこんなレベル高い内容やってるんだ」っていうくらい、今の医学部での学習で使っている知識が出てきました。
唯一の欠点としては「独学より時間がかかること」です。
これは仕方ないですが、文系出身者は生命科学の基本的な問題を落としてはいけないので、基礎をしっかり作る段階で時間をかけた方がその後のもう少し編入受験レベルの問題や医学部での学習がより理解できると思います。
TOEIC対策でもスタディサプリおすすめしましたが、講義動画配信による授業はまじで革新すぎますね。
医学部でもmedu4という完全オンライン講義の出現で国家試験予備校の勢力図が急激に変化しています。
教壇に先生が立って生徒と対面し、リアルタイムで行う授業の必要性はかなり薄れてきていますね。
高校レベルをマスターしたらKALSへ
高校レベルの生物をスタディサプリで乗り切ったら、KALSに行くのがいいでしょう。
生命科学の「完成」と「実戦」ですね。
ここも独学で無理ではありませんが、定番の問題から近年の編入の流行りの問題までカバーしているため受講するのが無難です。
何より効率が独学とは段違いです。
志望動機はオリジナリティを大事に
続いて志望動機の書き方です。
文系の方は会社員や公務員の方が多いと思うのですが、正直言って志望動機書くの難しいと思います。
「普通に生活してたらなかなか医師、医学との接点が無い環境だから」です。
医学と接点ない人がある日突然「あ、医者になろ」と思ったらかなり違和感ありますよね。(医療機器メーカー勤務とか病院事務とかならまだわかりますが)
つまり、医師を目指すだけの動機をオリジナリティがあり、ある程度の説得力を持ちながら考えるのはかなり骨の折れる作業と覚悟してください。
自分の強みをよく知ることが大切
文系の方がより説得力のある志望動機書を書く際の1つの手段として「自分の能力やスキル、強みを分析し、一般化して医師に活かせるということをアピールする」方法があります。
病院、大学という限られた環境で働く医師と、文系受験生が所属している会社という環境では全く違ったことが経験できます。
そこで面接官である医師が経験したことが無いような具体的な経験談を出し、それを一般化し医師としての資質に役立つということをアピールするのは有効です。
志望動機を考える方法や思考法、志望動機書の詳しい書き方については
フルタイムで働きながら2ヶ月半で医学部学士編入した方法~志望動機書編~|ARATA|noteで解説しています。
まとめ
- 文系受験者は英語で勝ちきることが絶対必要。
- 生命科学は高校レベルから、スタディサプリなどの講座を利用するとスムーズな理解が得られる。
- 志望動機書はオリジナリティを重視して仕上げよう。
こちらの記事もどうぞ。