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国立大学医学部に学士編入した医学生のブログ。

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【努力を点数に変える】確実に点数が上がる復習法。

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こんにちは。

みなさんは勉強の際に復習の仕方を意識していますか?
「勉強は復習が重要です。」
っていうのは何回も聞いたことがあると思います。

 

でも自分の復習の仕方を確立している人はそこまで多くないように思います。
今回は編入試験の時や、医学部にいる現在使用している僕の復習法を紹介します。
忙しい中捻出した貴重な時間だと思うので、きっちり点数にしましょう!

医学生の方はこちらも参考にしてください。

 

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復習の定義

復習は思い出すこと。つまりアウトプット。

先日のこの復習法のツイートの反響がありました。

 

 

このツイートが言いたいことの全てです。
「復習は単なる見直しではなく、思い出す事だ」
という事です。

記述問題なら実際に記述してみること、計算問題なら計算してみること、選択問題なら選択に至る思考過程をたどってみることです。

 

単なる見直しでは効果はない

単なる見直しでは効果が全くといっていいほどありません。

例に僕の大学受験時代の失敗談をあげます。
僕は高校時代に数学がとにかく苦手で、勉強時間のかなりの割合(7割くらい)を割いていました。
しかし全く成績は伸びません。むしろ周りの成績上昇で偏差値は下がったくらいでした。

勉強しているのに原因がわからず、かなり苦しかった記憶があります。
その時の僕の数学の勉強法というのが、
① 問題を解く
② 答えをみて納得する
③ 次の問題に行く
④ ①~③を繰り返す
でした。

上記のツイートとの違いは「自分で解答を再現する」という過程を行っているかどうかです。答えを見て納得するだけでは、自分が覚えていないことを確認しただけです。

自分で思い出し、「解答を再現して初めて意味のある復習となる」ことを絶対に忘れないでください。
※一部の天才は答え確認しただけで覚えますが、それは持って生まれたものが違うので同じやり方をしてはいけません。

 

復習にかける時間は繰り返すほど少なくなっていく

「いちいちアウトプットしてたら時間かかりすぎじゃん。」
と思う方もいると思いますが、そうではありません。確かに最初の復習は時間がかかりますが、回数を重ねるうちにその時間は短くなっていきます。
なぜかというと、

  • 完全にマスターした問題は復習から外す 。
  • 復習のやり方が「紙に書く」→「頭の中で再現する」と簡素化していく。

からです。

最初の「完全にマスターした問題は復習から外す」というのは、できるようになった問題を復習する時間はあまり効果がないですよね?
なのでできるようになった問題はどんどん復習のサイクルから外していきましょう
僕は2回できれば外しています。
復習を重ねるほどできる問題は増えていきますから、時間は短縮していきます。

注意点として直前期には必ず全ての問題を復習してください
試験直前には全ての知識を一度想起して戦闘態勢にしておく必要があります。


二つ目の「復習のやり方が簡素化していく」ですが、最初はしっかり全ての解答の過程を再現した方が良いです。
その方が自分がどこを覚えていないかを把握しやすいからです。
しかし回数を重ねたあとは解答を頭の中で再現することで十分となり、時間を短縮できます。

 

復習のタイミング

復習の方法としては上のツイートの通りで間違いないのですが、補足があります。
それは復習のタイミングです。

どれくらいの頻度でやれば記憶に定着するのか、人によってもちろん違いはありますが、あまりに間を空けてしまうと前回の復習の効果が著しく弱くなることは経験的にみなさんも知っていると思います。

特に医学部のように勉強量が膨大になると、1周するのに時間がかかりすぎて2周目する頃には記憶がリセットされているなんてことも現実的に多いです。
つまり自分の復習のサイクルを知っておけば、医学部合格後も役に立ちます。

 
また「新しく学ぶ分野を勉強するときのタイミング」と「既習分野の記憶を維持するために復習するタイミング」は違う考えているので分けて説明していきます。

 

新しい分野を勉強するための復習のタイミング

例えば文系の方が生命科学を勉強する、医学生が新しい臨床科目を習うといった、未学習の分野に初めて触れるときの復習の仕方を説明します。

僕がおすすめする復習のタイミングは、

  • 勉強する
  • 勉強が終わった後orその日の夜に復習①
  • 次の日に復習②
  • 土日などでその週の勉強内容を復習③


このような感じですね。ポイントは「1週間といった比較的短期間に3回以上復習すること」です。
こうすることで長期記憶に残りやすくなります。

人それぞれ生活サイクルや勉強にとれる時間が異なるため、復習の仕方は変わると思いますが、「1週間に3回復習する」ということを意識して行ってみてください。

 

既習分野を復習するタイミング

未学習分野を上記のタイミングで復習したら、ある程度は長期記憶として残ります。
次は問題演習などを通してこれらの記憶をさらに定着させて行くのですが、そのタイミングは

  • 1~2ヶ月ほどで記憶が定着していない所が浮き出てくるので復習④。できた問題には印を付ける。
  • そのまま復習2周目に入り復習⑤。できた問題には印をつける。
  • 2回できた問題はスルーし、できなかった問題のみ復習⑥。
  • 2回できた問題を増やすために繰り返し復習を行なう。

という感じですね。さらに直前期には猛スピードで全範囲復習すればかなり網羅性のある復習ができます。

 

 まとめ

  • 復習は見直しではなくアウトプットである。
  • 未知の分野の勉強は1週間で3回復習する。
  • 既習の分野は2回できた問題を増やしていくように回数を回す。