こんにちは。
今回は僕の大学の医学部学士編入合格者の特徴を徹底的に分析してみます。
「こんな層が多いだろうな」というのは何となく予想がつきますが、今回はきっちり数字で出しました。
個人的にどの職業から編入する学生が多いのか、いわゆる「編入最強職業」は何なのか気になったので調べました。
この記事を読めば
「自分は十分合格する素養はある」と確信できたり、
「自分の学歴や年齢がだめだから受からないんだ・・」という考えを捨てることができます。
あなたの勉強に対するモチベーションの向上になればと思います。
それではいきましょう。
合格者の年齢
合格者の年齢から見ていきましょう。
こちらが入学時での各年齢が占める割合です。(人数ではなく割合です。)
このブログでも言っているように26-30歳が最も多くなっています。
30歳以降は徐々に割合が減少しています。
これは年齢による差別というより、受験生の母集団の構成によるものと考えるのが自然だと思います。
高齢になるほど受験生の数が少ないのは事実ですからね。
つまり、「年齢が高いからといって合格できないことはない。」です。
合格者の性別
次に性別です。
やや一般生より女性の割合が少ないように思いますが、これも年齢と同様に受験生の母集団を反映しているでしょう。
少なくとも僕の大学では最近ニュースになった某大学のように女性差別がされているとは思えません。
合格者の職業
最後に合格者の職業(前職)です。個人的にこれが一番興味がありました。
結果がこちらです。
医療系の職業は薬剤師、獣医師、歯科医師、看護師で分けました。
その他の理系は生命科学や工学系の研究者が多く含まれます。
まとめる前は薬剤師がぶっちぎりだと思っていたんですが、獣医師が意外に多かったですね。
また医療系が全体の4割強を占めましたが、文系出身者もトータルで39%を占めています。この結果から非医療系、非理系でも編入試験は十分に勝負できる試験だと思います。
個人が特定されるような詳しいことは書けませんが、文系の方の前職は公務員、事務員、製薬会社、塾講師、営業など様々でどれか特定の職種が優遇または排斥されていることはありません。
職業によって多い少ないがあるのは、
- 医療系は医師を目指す動機が生まれやすい。
→医療系出身の受験者が多くなる。 - 薬剤師など勤務形態を自分でコントロールしやすい職種がある。
→勉強時間を確保しやすい。
などの理由であって、職種によって加点、減点があるとは思えません。
医療系が有利ならもっと多くてもいいはずです。
つまり何が言いたいかというと「職歴、学歴を気にするより勉強しよう!」ということです。
大学による差はあるか
ここまで「特定の要素を持つ受験生への優遇または排斥はない」というお話を説明してきましたが、
「いやいや、あなたの大学がたまたまそうなんでしょ?世間では差別している大学もあるかもしれないじゃん。」
と思った方もいるかもしれません。
それはその通りで100%ないとは言い切れません。(ごく少数の大学、教員によるものだと思いますが)
しかし、編入試験は一年間に複数校受験することができます。つまり、合格する実力を身につけて、差別が無い大学に当たるまで挑戦すれば良いのです。
再受験ではどんなに勉強しても高齢という理由で減点されて不合格になってしまうと一年間を棒に振ってしまいますが、編入試験は違います。
つまり、実力の底上げとTOEIC等の受験資格を確保し、複数校で筆記試験を突破し最終合格を勝ち取る戦略が良いです。
まとめ
- 年齢、性別、職業など合格者の特徴となる項目を分析してみたが、特定の受験者層が有利となるような要素はなかった。
- 受験生にできることは「勉強して点数を上げること」。
- 忙しい中捻出した貴重な時間を点数を上げるために使おう。
- 複数校受験可能という編入の利点をフルに活かす。