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国立大学医学部に学士編入した医学生のブログ。

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医学部学士編入試験合格から入学までにやって良かったこと~勉強編~

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こんにちは。

 

今回は医学部学士編入合格から入学までにすべきことについて、僕の経験を元に書いていきます。

合格発表から入学までの期間をうまく活用すればスタートダッシュを決められるのでぜひ参考にしてください。

 

一般生からの編入生に対する期待値はものすごく高いです。
その期待を最初から裏切ってしまうと少し学生生活が送りにくくなってしまうので、最初のスタートダッシュはばっちり決めましょう!

 

※この記事でまとめている書籍類は基本的に本当に初学者、予備知識が0でも読める本を載せています。 

読まれている方の知識によっては不要の本もありますので注意してください。

 

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やって良かったこと「勉強編」

まず初めに医学部入学までに予習していくとぐっと楽になることをお伝えします。

CBTが終わった今、特に実感するんですが、

「今まで受けていた基礎講座、臨床講座の授業をもう一回受けたら絶対に理解度が爆発的に上がっているはず」

ということです。

 

正直言って医学部の授業進度はものすごく早く「一回授業を聞いて理解するのは無理」と言って間違いないと思います。

そんな環境にもうすぐ入るわけなので少しでもアドバンテージを持っていった方が授業も余裕を持って聞けるので良いです。

 

医学関連

①解剖

一番優先するのは解剖です。

 

 

僕はこちらを使いました。定価は1900円です。
「こんな安くて素人っぽいので大丈夫?」と思うかもしれませんが、最初はこれくらいで十分ですし図も多くて概念を理解するのにむしろ成書より適しています
導入には最適です。
これが大学の生協に売っている医学書になると途端に値段が10倍になるのでそれは入学後、担当教員や学生に聞いて決めてもいいと思います。

続いてこちらです。
 こちらも図が豊富で理解に適しています。
解剖実習でも使えるレベルなので持っておいて損はないです。
 
②免疫学
続いて免疫学です。
免疫学は学士編入の時に勉強された方も多いと思いますが、入学後も有用だったため上げておきます。
僕の好きな本はこちらです。
 
おなじみの本ですね。 
概念を理解するには十分です。むしろこれよりまとまっている本を知りません
 
医学部の授業は複数人の教官からされることが多く、それぞれの先生が自分の担当範囲を受け持って授業します。
つまり、総論が初めの授業にあるとは限りません。いきなり各論から始まったりします。
免疫の授業でいきなり抗体の説明から始まったときは驚きました(笑)
だから科目全体を見渡しておくだけでも授業の理解度がかなり違います。
 
入学前はこれで十分ですが、CBTレベルでも下記の本で十分です。
余裕がある方は読んでみてください。
 
 
 ③薬理
薬理学も入学前に触れておくと有利な点が多いと思います。
薬を理解するためには病態整理の知識・疾患の知識が必要なので大まかに人体の仕組みの概念をつかむのに適しています。
また受容体やホルモンなどの名前に慣れておくと、他の科目もとっつきやすくなるのでその点でもおすすめです。
 
 白黒印刷・少し文字が多いので初学者の方は辛いかもしれませんが、何回か通読するとかなり基本的な病態生理・薬理の知識がつきます。 
 

やったけどいらないと思うもの

次にやらなくて良かったものを紹介します。リンクは貼りません。

①生理学

生理学の書籍を何冊か見てみましたが、抽象的な内容が多くおすすめできるものはありませんでした。

また生理学テキストなどの成書は通読が難しく、入学後にある程度知識がついたあと辞書的に使うのが望ましいため入学前に読むのはおすすめしません。

 

②生化学

生化学は入学後の一つの山だと思いますが、これも今振り返るとあまりやらなくて良かったように思います。

 

生化学は非常に難しい科目なのですが、医学部、特に臨床科目で必要となる生化学の知識はそこまで膨大ではありません。(編入試験がオーバーワークな位)

ですのでこちらも入学後にテストを授業+過去問で乗り切り、臨床科目勉強時に必要な知識だけを成書で探すといった方法で十分と感じました。

 

今思うとやっておけば良かったこと

ここからは僕は入学前にやらなかったけど、今振り返るとやった方が良かったなと思うことです。

それは「英語」です。

やらなかったことを今かなり後悔しています

 

編入生にも一般生にも帰国子女がごろごろいます。また入学後に医学英語という授業がある大学も多いと思います。

しかも医学に関しては入学後に注力できますが、英語に関してはなかなか腰を据えて勉強する時間がありません。

時間のある入学前に英語が苦手な方はぜひやってください。

 

勉強法は目指すスタイルによって様々だと思いますが、

・基本的な文法力

・単語力

・リスニング力

に関してはTOEIC対策と通ずるものがあります。

 

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また僕が特に苦手意識を持っており、将来的に外国人の患者が来た場合に求められる

・会話力

に関しては対策を模索中です。オンライン英会話などをやったらレビューしたいと思います。

 

番外編

学士編入合格者の方には前職が医療関係者の方も多いと思います。

そんな基礎知識のある方の中で思いっきりフライングして勉強したいという方のために、

「medu4という国家試験対策講座を入学前に見る」

という裏ワザ?があります。

 

medu4というのは比較的最近できた国家試験予備校で、医学生の間でもかなり評価が高いです。

そのメイン講座が「あたらしいシリーズ」というものなのですが、

 

「あたらしいシリーズ」は前提知識を一切必要としない講座ですので、どれほど低学年であっても受講可能です。

「あたらしい」シリーズ2018がCBTガイドライン対応! | medu4.com

 

とあるので、これを文面どおりに受け取らなくても前職が医療関係者であれば導入してもありかなと思います。

僕も国家試験対策でmedu4を検討しているので視聴したらレビューします。

 

またmedu4は従来の予備校と違い個人でも購入可能(他の予備校は学年の国家試験対策委員を通して購入しないとめちゃくちゃ高いor買えない)です。

入学前から国家試験対策とかやれたらやばいですね。

すごい時代です。(医学部の座学授業の意味・・)

 

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まとめ

・入学前の時間はゆとりのある貴重な時間。

・入学後のスタートダッシュや英語力向上に使うべき。

・予備知識があるなら裏ワザで国家試験勉強やるのもありかも。