こんにちは。
近年女性医師の割合が増加しており、平成24年の厚生労働省データでは「19.7%」を占めています。
参考:http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000069214.pdf
医学部学士編入試験を考えている女性も多いと思うので今回は編入試験で、
- 女性は実際受かっているのか
- 男女で人数に差があるのか
- お子さんがいる女性で合格している方もいるのか
について書いていきます。
※2018年12月24日追記、合格者を分析しました。
⇒【医学部編入】合格者の年齢、性別、職業(文系・理系)を分析してみた。【編入最強職業は何か】 - aratalog
1.女性の割合はどれくらい?
まず女性の医学生の割合がどれくらいなのか確認してみましょう。
一般生の場合
一般生の場合は、ご存知のように近年女性の割合が増えてきています。
昔は男性が多かったようですが、完全に過去の話ですね。
医師という職業上、女性医師を求める患者さんも多く、当然の流れだと思います。
※2018年12月24日追記。
最近、私立医学部での不正入試が問題になっていますが、僕の分析では国立大学では不正は少ないかほぼ無いと考えています。
こちらのサイトによると、(私立も含まれますが、)女性が多い大学で5:5、少ない大学で7:3となっています。
参考:医学部受験マニュアル
編入生の場合
編入生の男女比に関しては、きちんとしたデータは見つかりませんでした。
※【医学部編入】合格者の年齢、性別、職業(文系・理系)を分析してみた。【編入最強職業は何か】 - aratalog
僕の経験と、合格者の知り合いから聞いた情報になりますが、
- 男性の入学者が多い年もあれば、女性が多い年もある
- 男女による合格にしやすさに差はない
という結論です。
むしろ面接が大きな要素である編入試験において、
コミュニケーション能力が男性より高い女性は有利な面もあります。
2.年齢はどれくらい?
年齢は本当に様々です。
これは「医学部学士編入に年齢制限はあるか?に対するたった一つの答え -aratalog」で述べたとおりです。
男性も女性も大学を卒業してすぐに入学する人もいますし、長く社会人経験を積んでから入学する人もいます。
3.お子さんがいる人は?
結婚されてお子さんを産まれた後に合格する方ももちろんいます。
また直接聞いたことはありませんが、在学中にお子さんを産まれる例もあるそうです。
これは配偶者や親族の支えあってのことだと思いますが、
そういった方もいらっしゃるという事実は、似た境遇の受験生にとって心強いのではないでしょうか。
育児しながらの医学部生活については、このブログが面白くて読んでます。
⇒勉強、受験勉強(医学部再受験)、医学生の勉強、ちょっと特殊な再受験医学生の生活について書いています。 - こんぶんこ
また卒業前に子育てを一段落させることによって、出産、育児で卒後にキャリアを途切れさせることなく初期・後期研修といけるという考え方もあります。
このあたりの女性医師のキャリアの積み方は非常に複雑な課題です。
個人によってケースバイケースなのでここでは深く述べません。
出産、育児、2人目は?、専門医は何科がいいか、など上げればキリがないからです。
受験において、既婚でお子さんを持つ合格者がいるということは事実ですが、
(もちろん時間の確保など他に人に比べ難しいのは当然ですが、)
その後のキャリアについては個々に検討する必要があります。
まとめ
- 女性医学生の割合は増加傾向で、編入に関しても男女で差はない。
- 年齢も様々で、お子さんがいる方も合格されている。
- 受験において不利はないが、キャリアに関しては個々に検討が必要。