こんにちは。
今日は実際に医学部に通ってみて痛感した学士編入の利点についてのお話です。
再受験との比較は今までの記事で行ってきましたが、そこには書かなかった別の大きな利点があると気付いたのでお伝えします。
再受験に比べて学士編入の大きな利点とは・・
それは「1年生を飛ばせること(2年次編入の場合)」です。
いまさらそれかよって思われるかもしれませんが、実際に通ってみて1年短縮できる以上のかなりの利点であることに気付きました。
なぜかというと、1年生で学ぶのはいわゆる「教養科目」です。
例えば、第二外国語であったり、物理、化学、生物、英語なんかですね。
英語、生物はまだしも第二外国語とか物理なんかはやりたくない方も多いですよね。
僕ももしやることになっていたら勘弁してほしかったと思います。。
さらに、これらの教養科目は留年率がべらぼうに高いです。
基礎、教養の先生方って容赦ないというか、ばっさりいきます。(笑)
臨床科目だとなにかと救い上げてくれる場合もありますが、教養は1つでも落とすとそれで留年することもあり得ます。
これは、僕の前の大学でもそうでした。
「実は教養が一番留年するので注意しろ」と先輩から言われたものです。
つまり、この教養科目を学ぶ一年生を飛ばせるってことは、「一年でも早く卒業して医師になりたい受験生にとって無視できない利点」かなと今になって感じています。
良くある噂話として、「編入生は留年しない」というものがあります。
「留年のラインを編入生の最下位にしてる」とかいう噂もありますが(そんな事実は絶対無いけど)、
「最も留年しやすい1年生を飛ばしている」という理由も大きいと思います。
1年生を飛ばすことで不利な点はないのか
では教養科目を学ばないこと(厳密には一回目の大学で学んでいるが)で不利な点はないのでしょうか。
僕の考えでは不利は少ないと考えていいと思います。
生物は編入試験対策でしっかり行っているでしょうし、物理、化学などの科目もできるに越したことはありませんが、医学部では「原理を知っていることよりも結果を使えることが大切」です。
つまり、誤解を恐れずに言うと画像検査で放射線の仕組みを十分に理解するよりも、(もちろん理解は大事ですが・・)検査の結果をしっかり読めることの方が大切です。臨床科目に入ってから必要な分だけ独学で対応するといった方向で良いと思います。
1つ注意する点は統計科目
ただ、一つ注意する点があります。
それは「統計」です。
理系出身の方は大丈夫だと思いますが、文系出身の方などで統計科目に全く触れずにいくことは不安な点です。
学年が進むとレポートなどで自分で検定、分析を行う必要も出てきます。
今は様々なインターネットのページや書籍で独学も可能ですが、やりこむと範囲が膨大なため路頭に迷うと思います。
実際僕もかなり困りました。
周りと協力してやればいいのですが、自分でも最低限はできた方が今後確実に役に立つ・必要な知識ですのでいいと思います。
これは自分の確認のためも含め、今後noteでこれだけ知ってたら取り合えず学部では大丈夫、という最低限必要な統計知識、処理のやり方をまとめた記事を書こうかなと思います。
本当に初心者が最低限の統計処理を行うためのものにするつもりです。
知りたいという方いたらご連絡いただけると幸いです。
まとめ
- 学士編入で2年生以降から入れることは、1年短縮できる以上の利点がある
- 統計だけは今後必要になる可能性が高いので勉強推奨
※それぞれの科目を学ぶ学年は大学によってそれぞれ異なる可能性があります。
ご自身の志望する大学のシラバスを確認し、参考にしてください。
2018年12月18日追記
⇒医学部に2年次前期編入したら、1年生の単位はもらえるの? - aratalog