こんにちは。
先日、医学部再受験志望の方とお話する機会がありました。
その時感じた、「目標に向けた努力」の大切さ、難しさについて書きます。
努力って素晴らしいけど難しい
努力って言わずもがな素晴らしいです。
これなくしてほとんどの事は達成不可能と言っていいでしょう。
成功している方、結果を出している方の中で自分では「努力なんてしていない」という方でも、本人が努力と思っていないだけで、客観的に見ればめちゃめちゃ努力しています。
成功の土台には必ず努力が必要です。
でも、「自分の努力って客観的に見るのはすごく難しい。」
特に努力している状態って無条件で良いことと認識してしまうので、それが目標につながる努力かすごくわかりにくいんです。
冒頭の医学部志望の方は、医学部ではない医療系学部に在籍しています。
籍を置きながら医学部を目指して仮面浪人中だそうです。
その方は僕に嬉しそうに言いました。
「今はバイトとか定期試験で忙しいけどめっちゃ頑張ってるし充実してるよ!」
たしかに、バイト、学部の試験に向けた勉強にすごく努力しています。でも医学部に近付く努力かと言われると違う。
むしろ遠ざかってるかも。しかも一生懸命だからその分すごいスピードで。
今の学部を卒業して学士編入試験を受験するかもしれませんが、最短の道ではないですよね。
⇒医学部学士編入するために大学卒業しなおすってあり? - aratalog
「 努力する・何かに向けて頑張る」ということは達成感があり気持ちいいです。
その達成感で自分の努力が目標に向けられているか客観視できなくなることがある。
目標に向かっているどころか、時間という最も大切なリソースを取られて本来の目標への努力をする機会を逃し、目標達成から逆行してしまうケースも多いと思います。
努力をきちんと活かすためには「目標を絞る」ことが大事
努力が必ず報われるとは思いませんが、せっかく努力したならしっかり結果に残したいですよね。
報われる確率を高めるためには、目標に向かう努力をするためにはどうすべきか。
一番大切なのは、「目標を絞る」ことだと思います。
全部達成しようとして、全部に力を注いでも全部が中途半端になります。
全てに100%の力を注ぐなんて無理です。
だからこそ絶対に達成したい目標を決めたら、他の小さな目標は、捨てなければならないと思います。
全てを優先することは全てをおざなりにすることです。
読まれた方も多いと思いますが、「エッセンシャル思考」の中に、
何かに「イエス」と言うことは、他のすべてに「ノー」と言うことなのだ。
という言葉があります。
限りある時間、体力の中で物事はトレードオフで、常に優先順位をつけなければなりません。
受験も同じです。
ただ闇雲に頑張っても合格に必要な学力は得られないし、そもそも受験を他の事より優先させなければなりません。
でも目標を絞ることで、そこに全労力を集中でき結果が出やすくなります。
力を分散させてしまったら、どの分野でも中途半端ですが力を集中させてた時はすごいエネルギーが生まれます。
また、目標を絞れば自分の行動が目標に向かっているのか客観視しやすくなります。
まとめ
- 努力、頑張りは全てにおいて必要。
- 目標を絞り、一点集中することで効果的な努力をすることができる。
参考図書:
目標を絞ることの重要さ、自分にとって重要なことの見分け方など、学士編入受験に参考になることが多く書いてあります。
自分の優先順位、目標を早く絞った人は強いです。