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国立大学医学部に学士編入した医学生のブログ。

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【医学部学士編入】医学部に学士編入して実際のところ後悔してる?満足してる?

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こんにちは。

今日は医学部に2年次で編入して現在6年生の僕が、
「仕事を辞めてまで医学部に編入して実際のところ後悔してないの?」
という疑問にお答えします。

社会人にとって、いくら医学部に行けると言えど、
仕事を辞めてまで学生になるというのはかなりハードルの高いものです。

今日はそのあたりについて、率直な僕の感想と思いを書いていきます。
「編入興味あるけど、実際合格できても当分学生なんでしょ?」
「受験勉強と学生をもう一度してペイできるのかな?」
という疑問がある方はぜひ読んでみてください。

ちなみに僕は「色々失ったものはあるけど後悔はしていない」です。

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1.医学部に入って失ったもの

先ほど色々失ったものがあると言いましたが、まずはどのようなものを失った書いていきます。

働いていたら得ることができたお金

やっぱり一番感じるのはお金ですね。
最近はテレワークで働きながら大学に通う方もいるみたいですが、
僕は完全に退職しました。

なので給与所得は完全に0円です。
このブログからは読者の方々のご協力のおかげでブログ存続できる位の収入です。
本当に読んでくださってありがとうございます。

「このまま働いていたらあの車乗ってあの服着てー」とかはたまーに思いますね。
それは事実です。

でも意外と生活レベルは学生時代にすっと戻りましたね。
世間では一度生活レベル上げると戻せないと言いますが、無い袖は振れません(笑)

 

仕事でのステップアップ・社会的な立場や地位

これも結構大きいじゃないでしょうか。
とくに編入を志望する方は大企業や有名大学の方が多いので、
前大学や前職の同期は優秀な方が多いと思います。

「あいつは今頃海外出向で頑張ってるのになんで過去問暗記してるんだー」
とかもやっぱり思います。

また、病院など色んな場面で職業を書く機会がありますが、
年齢的に学生と書くのが辛いなーという時もあります。
仕事続けていたら部長だったのに、とかも思う方もいるでしょう。
編入すればただの大学生です。

でも必要な過程なんです。
それに年齢で差別される時代でも無いので、堂々と学生やりましょう。
その分謙虚に一所懸命学びましょう。

 

同世代の友人のような子どもや持ち家

編入して学生として無給で過ごすというのは、自分1人の生活で一杯一杯です。
子どもを授かって家を買って・・などというのは難しい方が多いです。
※配偶者の方が稼ぎがある、自身に資産があるという方も全然いらっしゃいますが。

言わば「年齢だけを重ねて人生がストップする」ようなものです。
あくまで、子どもや家など社会的な側面だけですが。
これも僕自身感じています。
いとこが家買ったりしたら結構辛いですよ(笑)

 

2.医学部に入って得たもの

続いて医学部に合格して得たものです。

 

医師になれるチャンス

これが最も大きいですね。
今の仕事や環境を変えずに生活を続けていたら、たとえどんなに頑張っても、
どんなに努力しても、5か国語を離せるようになっても、ノーベル賞をとっても、
医師になれることはできません。

もちろん医師になることはゴールではなく、あくまでスタートに過ぎないのですが、
スタートを切らないとゴールも来ません。

まずスタートできるチャンスを得ることができるのはとても重要です。

学ぶことが善であるという環境

医学部以外の他の学部の場合は、
大学で学ぶ学問≠その後の仕事で必要な知識や経験
であることが多いと思います。(もちろん研究職や一部の職種の場合は違いますが)

それが医学部だと、
大学で学ぶ学問=仕事に直結する知識や経験
です。

大学で学ぶことはほとんど何一つ無駄になりません
人体という1つの共通した基盤の上での生理や病理、疾患を学んでいるので必ず全ての知識がつながるんです。
(ほとんどとしたのは一部基礎医学の詳細な知識は臨床に反映させることが臨床医学に比べて少ないからです。)

それってすごく楽しいことだと思うんです。
今勉強していることが、医学の分野を超えてどこかでつながって、
前は理解できなかったことが理解できるようになる経験がたくさんあります。

学ぶ楽しさや喜びを味わえてというのも医学部に入って良かった点です。

 

医師免許を取ってしまえばお金の心配がほとんど無い

これはあくまで現状の話で、中長期的に医師の得られる給与が下がることは
間違いないと思います。

しかし、現時点で喰うに困らない程度は大丈夫だろうというのは、
実習等で接した医師の方々を見て確信しています。

もし大金を得たいのなら、医師ではなく他の手段が適していますし、
お金の心配はそれほど無いというだけで大きいのではないかと思います。

様々なことを学ぶ時間と視野

医学部に入学すると、2年次こそかなりきついことは確かですが、
3年次から結構余裕があります

CBTや国試の勉強を先取りしたり、研究室に足を運んだり、
USMLEの勉強をしたり、ひたすら読書したり、
などなど自分の裁量でいろいろなことができます。

僕はブログを書いたり、投資の勉強に力を入れてきました。
社会人だとなかなかこうした時間を作ることは難しいと思うので、
これも編入する利点だと思います。

 

自分を信じる成功体験が得られる

僕の場合は社会人になってからはなかなか成功体験だったり、
人に褒められる体験だったり、自分で自分を誇りに思うことってありませんでした。

もちろん、人によっては現在の職業の自分が一番輝いているという方もいると思いますし、それはとても素敵なことです。

ただ、僕にとっては編入試験に合格して医師になって活躍することが自分の自尊心を取り戻す、自分が頑張れる一番の目標でした。
そしてそのスタートである編入試験に合格することで、
「自分でも成功できることはあるんだな」
「正しく努力すれば自分も色々なことにチャレンジして成功できるかもしれない」
という心の余裕を取り戻すことができました。

知らず知らずのうちに自分の限界を自分で決めてしまって、
チャレンジの機会を得ないまま過ごすことは勿体ないことです。
(もちろん、現在の職業に誇りを持っている、子育てに誇りを持っているなど、チャレンジの形が医学部に編入するという方はむしろ少数派だと思いますが。)

ただ、医学部に合格するという夢だったり、目標がある方は諦めてほしくないと思います。
きっと、医学部に合格することも、他の一見無理なチャレンジも達成できることだと僕は信じています。

 

3.実際に入学したことを後悔しているか

ここまで編入したことで失ったもの、得たものを説明してきました。
僕個人の感想としては、冒頭にお伝えした通り、
「医学部に入学したことは後悔していません。」

ただ、今後医師になった時は医学生時代とは比較にならない苦労があり、
相当の努力を要すると思うので、そうなった時に「医学部に入って良かった」
と思えてこそだと思います。

このブログは医師になった後も何らかの形で継続していきたので、
そのあたりのこともお伝えしたいと思います。

読んでくださってありがとうございました。

 

具体的に編入試験へ向けた具体的な行動方法がわかるnoteはこちら。

note.com


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【医学部編入への道】医学部に学士編入したい社会人がやること全部まとめてみた。【保存版】 - aratalog