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国立大学医学部に学士編入した医学生のブログ。

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【編入受験生が今やるべきことは何か?】医学部編入生から見た新型コロナウイルスと医学部編入試験

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こんにちは。

新型コロナウイルスの影響で大学での病院実習も延期が続いています。
さらに2020年4月に予定されていた富山大学、琉球大学の1次試験が既に延期が発表されています。

今回は、編入生で現役の医学生である僕が感じた
・新型コロナウイルスの大学病院や医師への影響
・医学部編入試験への影響
・編入受験生が今すべきこと
を書いていきます。

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1.新型コロナウイルスの大学病院や医師への影響

まず今現在6年生として国立医学部に通っている僕から見たコロナウイルスの影響についてお話します。

 

1-1.高学年の大学病院での実習は中止。

本来この時期は新5,6年生がポリクリとして病院実習を行う時期です。
しかし、僕の大学では実習停止かつ大学への登校も許されていません
図書館も使えずきつい状況です。

かつ実習開始の予定は一応あるのですがそれも不確実で、
実質いつ実習が再開するかわかりません。

また医学生の運動部の大会である、東医体や西医体も中止が決定し、
研修先を決めるマッチングのための病院見学も大学より自粛が要請されています。

今はただただ家で国家試験の勉強をするのみです。
まさか医学生最終年にこのようなことがあるとは想像もしませんでした

 

1-2.低学年は自宅でオンライン授業。

4年生以下は座学がメインなのですが、
同じく大学への登校は基本的に許されず、自宅でオンライン授業を受講しているようです。
生化実験や解剖実習など大学で行う必要のある授業の再開は未定です。


大学の教育機関としての機能は半減している状況ですね。

 

1-3.大学側は編入受験生にはなかなか時間や手間をかけられない。

以上のことから、現在大学は大学病院と自大学の学生のことで一杯一杯で
編入試験まで手が回らない状況であることが予想されます。

編入試験で感染者が出た、感染が広まったとなれば、
大学にとっては不名誉で大学の責任や権威に関わる問題なので、
神経質になるのは当然ですね。

 

2.新型コロナウイルスの医学部編入試験への影響

新型コロナウイルスによって既に医学部編入試験へ影響が出ています。

 

2-1.既に試験の延期が決定している大学も。

4月に予定されていた富山大学、琉球大学の1次試験が既に延期が発表されています。
大学の説明では秋頃の実施に変更したとありますが、これも現在は未定と言っていいでしょう。
大学側も対応を決めかねており、先送りするしか無いのが見てとれます。

 

2-2.今後も試験の延期は確実と思われる。

今後の受験がどうなるかについてですが、確実に延期または中止になると思います。
先の2大学が中止を表明した以上、もし他の大学が試験を実施して感染者が出た場合、
悪い意味で世間的にも大きな注目を受けます。

そうした状況だと、なかなか国立大学の場合はそのリスクを負うことができないでしょう。

 

3.編入受験生が今すべきこと

こうした状況を踏まえて、編入受験生が今すべきことをお話します。

 

3-1.学力を鍛えるには最高の時間。

まず、今の時期は受験の先送りがされている状態なので、
「学力を上げるには最高の時期」であることは間違いないです。
先を走っている受験生に追いつくチャンスです。

半年前後の延期が今の所予定されていますが、
半年あれば生命科学と英語を合格ラインに乗せることは十分可能です。
生命科学と英語の勉強が足りていない方はこの2つに全集中で挑みましょう

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逆に生命科学と英語に目処がついている方は、
化学や物理に手を出して受験校を増やすのも選択肢の1つになるでしょう。

僕は本来2科目受験をおすすめしていて、
普段はとにかく生命科学と英語を磨き上げることをおすすめしています。

しかしその2つがほぼ完成している状態で半年という期間があれば、
他に手を出すのもありだと考えています。

3-2.志望動機書を万全にしよう。

志望動機書をじっくり書く・推敲する時間がとれるのは今しかないです。

試験日程に余裕が生まれた今の時期に今一度、
自分の志望動機を見つめ直し、客観性を持たせることは、プラスしか無いと思います。

僕も志望動機の添削もしているので、ご興味があればご連絡ください。

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3-3.面接でコロナウイルスについての質問や課題があるかも。

これだけ政治・経済・医療に影響を与えているので、
コロナウイルスに関する質問や課題がある可能性が高いです。

最低限の知識と自粛や医療崩壊に関する考え方をまとめた方がいいと思います。
その際は、
「WHOや厚生労働省などの公的機関の情報を元に検討する」
ことを厳守してください。

医師になったときにトンデモ医学に流されないことをアピールするには、
公的情報に則った対応を示すのが良いです。

 

3-4.TOEIC中止は今後もありうる。

TOEICは2020年5月の試験まで中止が決定しています。
6月は受付中となっていますが、今の状況を考えると中止となる可能性も十分ありえます。

中止となってしまったのはどうしようもありませんが、
現在スコアを持っていない方は今後再開した場合に速やかに受験し、
得点がとれるように対策しておくことが必要です。

今は時間がある状態なので、TOEICだけでなく英語そのものに苦手意識のある方は
スタディサプリTOEICの受講もおすすめです。

 

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通常

 

3-5.試験の比重が増すと思われる。

ここからは完全に僕の予想なので「こんなことも考えられるのかー」
くらいで流して読んでください。

今年の秋に試験が再開されたとして、
・筆記試験の人数を減らすために志望動機書で選抜をする。
・面接試験なしで筆記試験のみで合否判定をする。

1次試験や面接試験での3密を避ける手段を考えると、
上記2つにような対応をする大学が出ないとも言えません。

相対的に志望動機書や筆記試験の重要度が高くなると言えるので、
ぜひこれをチャンスと捉えて、勉強しましょう。
必ず将来に活きてきます。

 

3-6.新型コロナウイルスに絶対に感染しないようにする。

当たり前ですが、今シーズン、下手をすれば来シーズンの受験まで棒に振ります。
絶対に感染しないように注意しましょう。

僕も自宅待機は辛いですが、なんとか国家試験勉強を続けています。

 

4.まとめ

・大学は新型コロナウイルスの対応で一杯一杯。
・医学生のあらゆる活動もストップしている。
・編入受験生にとってはとにかく志望動機書と筆記試験を磨くチャンスである。