こんにちは。
いつも読んでいただいてありがとうございます。
今回は医学部学士編入試験において行われている面接試験の現状についての僕の考えを書きます。
というのも入学して3年、「全然面接試験が機能していないじゃん!」と感じたことが多々あったからです。
僕の個人的な意見であることと、受験対策とは直結しない内容ですが、
「学士編入試験の面接ってなんか怖い。」
「面接官が医師だからこちらのことは全て見透かされそう・・」
など疑問を持っている方は参考になる内容やモチベーションが上がる内容もあるのでぜひ読んでみてください。
こちらのnoteに僕が行った面接対策をまとめているので、見ていただけると嬉しいです。
面接にはどんな試験があるか
まずは面接試験にどのようなものがあるか見ていきましょう。
ここではざっくりとだけ述べるので、ご自身が受験される大学の面接形式は受験要項で確認しましょう。
個人面接
個人面接は複数人の面接官と、一人の受験生で行われる面接ですね。
面接官からの質問に一人で答えるタイプです。
一番対策しやすいですが、自分一人しかいないので言葉に詰まると終わります。
大抵の質問は想定問答通りで答えることができるのでしっかりとした準備をすれば無難に終わることができます。
前の大学時代に就活を経験された方は強いと思います。
医療職はほぼ就活といったものが無いのであまり得意ではないですね。
集団面接
複数の受験生と一緒に行う面接もあります。
コミニュケーション能力や他人との協調性を見る目的だと思いますが、十分対策できる範囲の試験内容です。
①集団討論
他の受験生とやりとりをしながら進んでいく面接ですね。
・1つの課題に対して、賛成側と反対側の2つのチームに分かれて討論を行う
・1つの議題に対して複数人で議論を行う
といった形式があります。
これも全く練習なしだときついですが、ある程度練習すると「自分の得意なポジション」、「他の受験生の活用の仕方」などパターン化して対策できる面も多いです。
②プレゼンテーション
課された課題に対してその場で時間をもらい、発表資料を作成し、それを発表するというものです。
これも集団討論と同じく練習や準備なしだと撃沈するでしょう。
しかし、KALSに筆記試験合格者を対象にした対策講座もありますし、
ある程度のクオリティに仕上げることができると思います。
有効な選抜試験として機能しているのか
ここからがこの記事で僕が言いたいことです。
現在の面接試験が本当に有能な受験生を選抜する試験として機能しているのでしょうか。
冒頭に書いたように僕は「十分には機能していない」と思います。
その理由として
・明らかに人格的に問題のある合格者を見かけることがある
・学士編入試験であるのに社会人経験が全くない合格者もいる
(大学卒業からストレートで合格した場合は仕方ないですが)
などがあります。
個人が特定されかねないため詳細は控えますが、ある編入生が社会人経験者としても医学生としてもかなりひどい行動をした場面も見たことがあります。
その人の素性や性格に関係なく面接準備をしっかりやって、面接の場でいわゆる「合格者たる人材」を演じた受験生が受かっているということです。
※僕はこのこと事態を否定する気はないですし、冒頭に紹介したnoteでも基本的に「自身を合格者たる人材へ見せる準備とコツ」をお伝えしています。
ただ、自身が培った経験とスキルを医療に活かすために医師になる「学士編入生」としては、現在の受験システムは少し寂しい感じもしています。
突破するのに対策はあるのか
先ほど言ったように受験生がしっかり準備すれば、
面接官は受験生の全てを見抜くことは不可能で、どんな受験生でも受かってしまう可能性があります。
逆に言えばあなたがいかに人格者で医師としての適正があり、医療に貢献できるスキルと経験があったとしても、
「面接の場で示さなければ面接官は高得点はくれないよ」ということです。
「面接官は面接の場のみで受験生の人となりを見抜くことは非常に困難である。」
と言えるので、医師だからといって面接でびびる必要はありません。
その反面、
「しっかり準備・対策し、面接官に評価してもらう必要がある」
「人格に問題があるような受験生に負けないためにもしっかり準備していこう」
ということです。
志を持って受験に挑んでいる読者の方には、「人格に問題があったり、医師としての資質に欠ける受験生」には負けてほしくないので、十分な準備をすることをおすすめします。
まとめ
・面接官が医師だからと言ってびびる必要はない。
・現段階の編入試験では面接対策をした受験生が勝つ。
・問題のある受験生に負けないために準備をしっかりしよう。
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