aratalog

国立大学医学部に学士編入した医学生のブログ。

MENU

【医学部学士編入】僕が受験を決意した時・仕事を辞めた時の話。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

こんにちは。

今回は僕が「医学部学士編入を決意した時の話」・「仕事を辞めた時の話」
を書こうと思います。

実際に退職したのは合格が決まってからですが、
受験の決意、退職に至るまでの過程を書いていきます。

・医学部学士編入を目指している方
・現状の生活や仕事に不満、不安があり医学部に行きたいと思っている方

これらに該当する方はご自身と重なる部分があると思うのでぜひ参考にしてください。

 

f:id:aratalog:20190414202349p:plain

 

就職先の決定は安定と給料を優先

前の大学を卒業する頃、就職先を決める際に優先したのは
・安定性
・給料の高さ
の2点でした。

就職先を選択する時に僕のように上記の2つの要素を重視する方も多いと思います。
この選択が正解かどうかは、人によって違うと思いますが、僕にとっては働き続ける上であまり適した選択では無かったようです。

今振り返ると、この「安定性」と「給料の高さ」があったからこそ受験準備をする時間や今の学生生活をする金銭的余裕ができたし、
何より次にお話する「受験する決意」が生まれたので、めぐり合わせが良かったのかなと感じています。

今のまま仕事を続けることに不満・不安を持ち始める

「安定している」かつ「給料が同世代に比較して恵まれている」という環境に、
最初の頃は非常に満足していました。
しかし仕事に慣れるころに様々な不満や不安が生まれます。

それは
・自分の仕事は誰かの役に立っているのかという不安
・自分のスキルが向上していないこと
・自分が他の組織ではやっていけない、今の組織でしか通用しない人材であること
・このままでは定年後や死ぬときにに絶対に後悔しているという気持ち
このような気持ちが湧いてきて次第に強くなっていきました。

「死ぬときに後悔するだろう」という気持ちは、受験を決意する上で非常に大きな影響があったと思います。
人は何をしてもいつかは絶対に死ぬので、その時に後悔したくないという気持ちは、
人を動かす大きな動機になると感じています。

人生の岐路の立たされたとき、
「自分が死ぬときに、今の自分を後悔するだろうか」
という基準で判断するのは良いかもしれません。

僕はこのような気持ちや不安・不満が蓄積していった結果、
ある日突然、自分でも驚くほど突然だったのですが、
「小さい頃からの目標だった医師になるために医学部に行こう」
という決断をすることになりました。
それからの勉強の過程はこのnoteにまとめています。

この不満や不安は医師になっても必ず絶対に生まれると思います。
人間は慣れてしまった環境には不満を持ち、文句を言いたくなる生き物です(笑)

しかし、
・自分で決めた将来や職業であること
・全ての勉強が医師としての成長につながること
・一生続けられる職業であること
・「自分の中」でプライドを持って働ける職業であること
という理由から、
「前に働いていた職業のような不満は持ちにくい」・「不満を持っても自分で成長への道を模索できる」と思っています。

これは医師という職業だからというわけではなく、「自分の中で自分がその職業であることに納得しているかどうか」の問題だと思います。

例えば、自分が農家でもサービス業でも営業でも、その他何の職業でも、自分が納得しているか、という一点が大事だと考えています。

僕のように、「今の仕事に納得していないから、医学部行こう」と思えるのが非常に恵まれているのもわかっています。
「今の仕事には納得してないけど、家族を守るためにこの仕事を続ける」という方も、僕は尊敬をしています。

全ての方が医学部を目指せば良いとは全く思っていませんが、
僕のような境遇にある方の参考になったり、背中を押すことにつながればと思います。

 

仕事を辞める時に感じたこと

幸運にも仕事を退職した時には合格をいただいていたのですが、
「受験を決意してから職場や上司との関係はどうだったか」について書いていきます。

僕が最も感じたのは、
「全ての人に応援してもらうのは無理。だけどこっそり応援してくれる人もいる。」
ということです。

当然、職場には受験を隠していました。
これから受験される方には絶対に隠すことをおすすめします。
ばれて良い事はないですし、辞める場合も民法では、

民法では期間の定めのない雇用契約については、解約の申し入れ後、2週間(但し、月給制の場合は、当該賃金計算期間の前半に申し入れて下さい。)で終了することとなっており、会社の同意がなければ退職できないというものではありません(民法第627条)。

引用:福岡労働局

というように、2週間前に退職を申し出れば大丈夫となっています。

僕の場合は、少しでも職場に迷惑をかけないような退職をするために、親しい上司Aに相談することにしたのですが、これが失敗でした。

その上司Aが、さらに上の上司Bに僕の受験について全て話したのです。
すぐに上司Bに呼び出され、「受験を続けるなら退職しろ」と迫られました。
了解せざるを得ず、そこから先の見えない苦しい日々が始まったのですが、
何とか合格を得ることができました。

この経験から僕が学んだことは、
・組織に迷惑をかけても最後は自分のやりたいことを優先すべき
・退路を絶たれるのは非常に精神的・金銭的に厳しいので、退職して受験することはおすすめできない
ということを感じたので、
このブログでは仕事を続けながら受験するという価値観に準じて発信をしています。

そんな中でも、「受験を応援してくれた職場の方」というもの少数ですが、出会うことができました。
社会人という立場上、不徳とされても仕方ない医学部受験を応援してくださって、
とても感謝しています。

上記したように、全員に応援される事は無理です。
むしろほぼ全員が敵になると言っても良いと思います。
それなら「他人に気を使うより、自分の人生を生きた方が良い」と僕は思います。

その中で応援してくれる方を大切にしつつ、自分は自分しか歩めない人生を一生懸命生きましょう
それが応援してくれる方への恩返しにもなります。

当時の感情が蘇ってきて一気にこの記事を書いたため、少し読みにくい文章になっていると思いますが、読んでくださってありがとうございます。

まとめ

・自分が納得できる仕事をしよう。
・最後は自分がしたいことをするしかない。
・その中で応援してくれる方は大切にする。

 

この記事で受験を考えた方はこちらもどうぞ。

www.aratalog.com