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国立大学医学部に学士編入した医学生のブログ。

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医学部の学生ってどんな人?やっぱりすごく頭いいの?学部の雰囲気は?

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こんにちは。

 

今回は「医学部の学生ってどんな人が多い?」と言う話をしていきます。

医学部に入学する前は、

「どんな学生がいるのだろう・・。」

「みんな頭めっちゃいいんだろうな、そんな集団と一緒の授業ついていけるかな・・。」

という不安があると思うので、この記事で学生や学部、授業の雰囲気を少しでも感じてもらえたらと思います。

 

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1.予想通りだったこと

まず入学前の印象からそんなに変わらなかったものからあげていきます。

 

頭の回転めちゃくちゃ早い

 みなさんの予想通り頭の回転はみんなめっちゃ早いです。

「頭の回転が早い」というと少し抽象的なのでその要素をまとめてみます。

 

・理解力が半端じゃない

入学して一番びっくりしたのがこれですね。ほんとにすごい。

例えば、みんなで医学系の議題に関して話し合う課題が出たときに、

まったく予習していなくても課題の文章を一読しただけですっと議論に加わることができるんですよね。

 

これは普通できないです。僕ももちろんできません。

日本語の理解力、処理能力が高いからこそできると思います。

話していても1を聞いて2、3とどんどん理解するので会話が短いです(笑)

 

※授業が全く理解できない時、焦ると思いますがそれは心配しないでください。

特に基礎の授業は非常に難解なので、一般生でも授業で理解できている学生はほとんどいないと思います。(特に生理、生化。みんな過去問で対応している。)

僕も生化の授業が全く理解できずやばいと思いましたが試験は過去問で対応でき、臨床に入ってから必要なエッセンスだけを理解しました。

 

 

・記憶力がすごい

さすが受験戦争を勝ち抜いてきただけあって記憶力もすごいです。

また若いというのも記憶力に大きく影響していると思います。

編入生は記憶力落ちてますが頑張りましょう・・。

 

一般生と編入生では、単純に同じ内容をよーいどんで勉強すると絶対に同じ結果は得られないので早め早めに対策していく必要があります。

 逆に早めからしっかり準備して、情報を取っていけば心配することはありません。

 

 

・資料作成、プレゼンがうまい

医学部ではグループごとに分かれて発表資料を作り、プレゼンする機会が結構あります。

そこで感じたのが結構プレゼンがうまい人がいるということです。

用意したスライドを見ることなく、聞いている学生に語り掛けるようにプレゼンする学生もいます。

プレゼンに関する授業は無く、練習もしたことがないはずなのにこれは意外でした。

 

「自分の知識に自信を持っている」・「しっかり準備してきた」からうまくプレゼンできるとも言えますが、中野信子さんの著書「サイコパス」に、

・サイコパスが多い職業に一つに外科医がある。

・サイコパスはプレゼンが異常に高い。

 という内容があるので、医学部にもひょっとしたらサイコパスが多いのかもしれません・・

 

編入試験の面接のネタにもなると思います。
 

2.入学前の予想と全然違ったこと

 次は入学前に思い描いていた医学部像と違っていた部分です。

編入生の同期ともこの話題について話したことがありますが、

「こんなだと思っていなかった・・」という事があった人が多数でした。

 

勉強は一夜漬けというもちらほら

試験勉強はぎりぎり・一夜漬けという学生が結構います。たぶん4~5割くらい。

特に低学年のうちは顕著です。

それでもきっちり当日のテストまでには合格ラインに達してくるので恐ろしいです(笑)

 

ただ学年が上がるにつれみんな準備が早まってきます。

たぶんCBT・国家試験が近づいてきて現実味を帯びてくるからだと思いますが、みんなしっかり受験生の顔になってきます。

なので低学年のうちにテストの点数が取れていなくても結局CBT・国家試験受験時にはある程度横並びになっているのかなと予感しています。

 

部活にかける情熱がすごい

部活所属率・掛け持ち率も異常に高いし、それにかける情熱もすごい。

もしかしたら高校生より頑張ってるんじゃないかと思いますね。

狭い閉鎖空間で部活以外に人間関係を構築できる環境が少ないのが理由だと思います。

 

徒弟制度で医療体制を保ってきた今までの日本の医療では、その体育会系の気質というか上下関係に慣れる・もっと言えば染まるという面では良い面もあるかもしれません。

ただ弊害もあると思います。

 

中にはこんな学生も・・

上記の弊害と思われることが以下です。

 

・一般の学生、社会人より著しく常識に欠けた人もいる。

入学前は「医学部って偏差値高いし、みんな良識あるんだろうな。」と思っていました。実際にマナーのいい人は多いです。

しかしどこの社会もそうですが、やはり常識に明らかに欠けている人はいました

 

例えば、

・学校の公共の場にゴミをポイ捨て。

・授業中にずっと小声で隣と話し続けている。

・部活の飲み会などで近隣住民から大学に批判が出るほど非常にマナーが悪い。

みたいなことです。

 

医学部は6年間とモラトリアムが長く、また他の大学生であれば就活というイベントで社会人としてのモラルを身に着けるチャンスがあるのですが、医学部では人気病院以外では一般の就活ほど厳しい選考がありません

 

加えて18年間受験戦争に身を投じてきたので、やっと自由になれた大学ではめを外したいという思いもあるのでしょう。

こんな学生もいるんだなと覚えておくと入学してからびっくりしないのでぜひ覚えておいてください(笑)

 

3.まとめ

・医学部はやっぱりできる人(理解力、暗記力高い)が多い。

・部活に情熱をかけていて、テストは一夜漬けでもしっかり仕上げてくる。

・たまにマナーの無い学生もいるけどびっくりしないでください。